写真家 渡邉 真弓さん 写真家 渡邉 真弓さん

2019.07.29 (Mon)

  • サツダイの卒業生

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渡邉真弓写真事務所
●北海道カメラ女子の会 代表
●フォトフェスCuiCui事務局 代表
●“allô?”女性のための写真教室 主宰
写真家 渡邉 真弓さん

札幌大学 大学院法学研究科修了

※掲載内容については取材時のものです。

「日常って、ステキなものでいっぱいだなって ー 」

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PROFILE
space1-15にアトリエ“allô?”をかまえ、女性のための写真教室などを開催。年間200名を超えるカメラ好きの女性たちに写真の楽しさを伝え、カメラや写真が好きな女性をゆるやかに優しくひとつの輪でつなぐ「北海道カメラ女子の会」の代表も務める。
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DATA

渡邉真弓写真事務所
http://www.allo-japon.com/

vol19_leader_fb  @allo.lesson

vol19_leader_ig  allo_mayumi

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どんなお仕事をしていますか?
カメラマンというと、スタジオで写真を撮ったり機材をセットして撮影しているイメージを持つと思いますが、私の場合は“写真を楽しむこと”を皆さんにお伝えする活動をメインにしています。写真を趣味にしている北海道の女性同士をつなげたくて「北海道カメラ女子の会」を立ち上げたり、「フォトフェスCuiCui」というイベントを開催したり、写真と女性をキーワードにした地域の魅力発信を岩見沢市や浦河町・様似町・えりも町・広尾町と行っています。フォトフェスCuiCuiは今年も9月14日・15日にサッポロファクトリーで開催。初心者・スマホユーザーも楽しめますのでぜひお越しください!
写真に興味を持ったきっかけは?
高校の修学旅行の時に、使い捨てカメラで写真を撮ったことです。でも、ちゃんと写真を撮り始めたのは社会人になってから。最初は大学の事務職員として働いていたんです。趣味として毎日いろんなものを撮っていたら、日常ってカワイイものやきれいなものでいっぱいだなと思って。そんな風に自分の中の良いこと探しをしながら写真を撮るうちに、いろいろなご縁があって大学職員を辞めて、写真家になりました。

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転職をすることになった決め手は?
まず趣味で撮った写真をブログにあげていたところ、本の執筆や個展の依頼をいただくようになって、少しずつ写真に関する活動をするようになりました。事務の仕事が終わってからの時間や、土日を使って写真の活動をするっていう状態で5年くらいですかね。大学職員の仕事は私にとってとてもやりがいのある仕事で、一生の仕事にしたいと思っていました。ただ、同じ部署で10年いろんな経験をして、まだまだできていないことや課題はあるけれど、一巡したな、と。そのとき、ちょうど「カルチャースクールで教えませんか」というお誘いがあったり、メーカーからサポートのお話をいただいたり、「今が切り替えるタイミングかも」という巡り合わせを感じたことが決め手になりました。
お仕事の魅力は?
一歩踏み出したい人のお手伝いができるところです。最初は畑違いの転職をしたなと自分でも思ってたんですけど、結局、私がやりたいことは“誰かを応援すること”なんですよ。大学職員の時は、学生が大人になるために何ができるかを一緒に考える仕事をしていました。今は写真の楽しさだったり、地域の魅力発信といった写真だからできることを皆さんに伝えるお仕事をしているので、やっていることの根本はそんなに変わってないんだなって感じています。

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お仕事をするうえで、気をつけていることは?
「不測の事態が起こること」を前提に、なるべく慎重に仕事をしています。撮影では依頼の通り、もしくはそれを超えた写真を撮りたいので、シミュレーションもしますね。セミナーなどで教える時は、お一人ずつ何ができるか、何をしたいかが違うので、それを見極めてお伝えするようにしています。写真を始める時って、それを通じた楽しさとか、人生が豊かになることを皆さん期待しているはずなので、そのために何かできたらいいなと思っています。
学生の時にしておいた方がいいことは?
映画や音楽などにいっぱい触れた方がいいと思います。私も札大に通っていた時はたくさん映画を観たり本を読んだりしていました。図書館では映画も観れるし、欲しい本をリクエストすることもできますよね。学生の時ってお金がないので、そういった大学の施設を活用していました。自分のために時間を使えるのって、学生のうちだけですから。友達と一緒に楽しく過ごしたり、時には真面目な話をするのも大切。なんでもいいから一生懸命やることが大切だと思います。

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