CINEMA! 編集部オススメの映画情報『グッドバイ』
- SUeets! 編集部
※写真は札幌での舞台挨拶より 2020年2月6日(木)@札幌シネマフロンティア
「映画への愛にあふれた現場でした」
大泉洋と小池栄子のW主演による人生喜劇映画『グッドバイ』が2月14日より全国公開! ふたりのかけあいが絶妙な今作は、『八日目の蟬』で知られる成島出監督がメガホンを取り、映画ならではの魅力あふれる作品となりました。笑い声が絶えないイベントとなった札幌での舞台挨拶を、SUeets! スタッフがレポートします!

©2019『グッドバイ』フィルムパートナーズ
映画『グッドバイ〜嘘からはじまる人生喜劇〜』
’19年/日/106分
監督:成島出
出演:大泉洋、小池栄子/水川あさみ、橋本愛、緒川たまき、木村多江/皆川猿時、田中要次、池谷のぶえ、犬山イヌコ、水澤紳吾/戸田恵子・濱田岳/松重豊
※2月14日(金)より、札幌シネマフロンティア、ユナイテッド・シネマ札幌、他にて公開
- ——大泉さんは地元北海道での舞台挨拶ということで、特別な思いがあるのでは?
- 大泉「私の出演する映画はまず間違いなく北海道で舞台挨拶をさせてもらいますしね。あと間違いなく北海道の映画館は入るんですよ、お客様が。本当に皆さんどれだけ僕のこと好きなんだろうって」(一同笑)
- ——そんな大泉さん演じる田島は、お話が進むにつれてどんどん辛い目にあいますが、特に辛かったことをネタバレにならない範囲で・・・。
- 大泉「一番ひどい仕打ちはなんですかと言われたら、ネタバレしますよね!(笑) まぁ、2階から落とされるっていうのはなかなか大変なシーンじゃないでしょうか」
- ——では、田島を取り巻くいろんなタイプの女性が登場するなかで、小池さんが一番近いと思うキャラクターは?
- 小池「サバサバした感じは、水川あさみさんが演じる内科医の加代さんかな。でもキヌ子が一番近いです。大食いで怪力っていうところが」
- 大泉「たしかにキヌ子が近いと思います(笑)」
- 小池「私、ちゃんと(大泉さんを)担いでますからね、劇中で」
- ——成島監督、今回大泉さんと小池さんに出演をオファーした決め手は?
- 監督「栄子ちゃんは舞台(舞台「グッドバイ」2015年)のキヌ子が抜群だったのでそのままお願いして、田島を大泉さんにやってもらったらすごく明るく、楽しく転がって行くんじゃないかなと思ってお願いしました。予想をはるかに超えて楽しいものになったと思います。撮影中はあっちこっちでスタッフに笑いが起きてて、すごく幸福な現場でした」
- 大泉「本当に楽しかったです。監督が穏やかに淡々と撮ってらして、映画への愛にあふれた現場でした。そのなかの一員として映画を作っていると感じられて、とても幸せな撮影期間でしたね」
- ——タイトルにちなんで、嘘をついて失敗したことは?
- 大泉「監督は嘘とかつかれるんですか?」
- 監督「つきますね(苦笑)。監督を目指していたときにいろんな本を読んで勉強したんですけど、何度かNGを出した後に「君は最初のテイクにいいものがあった」って言う演出方法があったんです。それをやってみたら上手くいったのがクセになって、そしたらある日ある俳優さんに「そんなテイクはなかったと思う」って真剣な顔で言われてしまって。それからやめました」(一同笑)
- ——では、公開を心待ちにしている道民の皆さんへ、一言。
- 監督「今日はアットホームな雰囲気の中、ここから皆さんの笑顔がよく見えてとてもうれしいです。映画を観てどっと笑っていただいて、楽しんでいただければと思います」
- 小池「どのシーンも美しいですし、パワーをもらえる映画になっていると思います。おもしろかったら遠慮なく笑ってください、よろしくお願いいたします」
- 大泉「大いに笑っていただいて、おもしろければたくさんの方に伝えていただければと思います」
取材:SUeets!編集部 寺内聖理菜(2年)、小林風音(2年)、藤本麗(3年)