本田 優子先生
2014.07.03 (Thu)
- <座右の銘>
- (自分で)背負った荷物は重くない」という言葉を今でも大切に
しています。辛い時やくじけそうな時に、この言葉を思い出すと頑張れそうな気持ちになれます。
- <ウレシパ・プロジェクトとは?>
- アイヌの若者の進学率向上と未来のアイヌ文化の担い手を育成することを目標としています。また新しい文化コミュニティーを創り出す取り組みでもあり、文化学部の教育理念である「共生と調和」を反映したプロジェクトだと言えます。その中でウレシパ(アイヌ語で「育て合い」の意)・クラブを立ち上げ、ウレシパ・カンパニーと呼ばれるアイヌ文化に関心がある、多くの企業と学生が交流できる環境づくりにも力を入れています。
- Profile
- 1957年、石川県金沢市生まれ。北海道大学に入学するも3年で退学。その後、学びの大切さに気づき、復学する。卒業後の11年間は二風谷で過ごし、その後は大学の非常勤講師などを経験。2005年札幌大学に助教授として赴任。
- 先生の専門(ゼミ)
私のゼミはアイヌ語、アイヌ文化が専門です。これらはとてもトレンドな分野です。また多くの人と関わりながらアイヌ文化を学び、理解を深めることで、これからの北海道に必要な人材を育てたいと考えています。
- アイヌ文化への興味
- 大学1年の時に萱野茂先生について書かれた書籍を読み、アイヌ語が消えそうになっていると知りました。自分たちの言葉を奪われてしまう人たちはどのような気持ちなのだろうか、と思ったのが最初のきっかけです。
- 今後の目標
- 来年度から女子短期大学部の責任者となり、短大生向けの塾を立ち上げます。社会人に必要な知識や能力を高めていく計画などが進行中です。またウレシパ・プロジェクトを更に押し進めていくことも今後の課題ですね。