泉 敬史先生
2015.10.01 (Thu)
- <講義ではどのようなことを教えていますか?>
- 中国語の講義では、コミュニケーションツールや自己PRとして中国語が使えることを目標にしており、細かい目標設定とその達成の繰り返しで、学生の意欲的な姿勢を引き出すような講義を行っています。ゼミナールでは就職活動が教材です。自己分析と社会認識を深めてもらい、そのふたつの接点に自分がやるべき仕事が見えてくると教えています。
- <留学を考えている学生にアドバイスはありますか? >
- 地の利、人の利、言葉の利を現地で得てください。授業だけ出たり、日本人だけで集まって勉強をするのは日本でもできる方法です。現地の人と関わりをもち、人の利を得て、観光や遠足などをして地の利を得る。そこに言葉の利が加われば、その地域で自分の力が発揮できる可能性が高まります。この3つを身に付けるアクティブな留学をしてください。
- <授業外の活動と、その目標を教えてください。>
- ラグビー部の顧問を務めています。ラグビー経験ゼロの私が顧問になった時、ラグビー部がいたのは2部リーグ。そこで私はクラブチームを訪ね、直接指導をしてくれる人を探し、長くラグビーをやってきた元自衛隊の方に教えていただけることになりました。その結果1部に上がることができ、今では地区優勝を争うまでに。目標は全国へ行くことですね。

- Profile
- 慶應義塾大学を卒業後、日産自動車や朝日新聞社などで勤務。その後’96年、中国浙江(せっこう)大学大学院に留学。’00年4月から札幌大学へ。同年、ラグビー部の顧問に就任。’13年4月より札幌大学女子短期大学部で講義を担当。
- 学生へメッセージ
- 現実の厳しさを知り、その中でどう生き抜くか。それをよく考えて欲しいです。まずは一生懸命に何かをがんばること。そうすると、物事はなかなかうまくいかないものだと分かり、それが自己分析と社会認識の手がかりになります。自分で目標を設定したうえで、成功失敗関係なく死に物狂いで一生懸命やるということを、若い頃に経験して欲しいです。