中山 健一郎先生
2017.07.18 (Tue)
- <担当している授業について教えてください。>
- 国際ビジネスや経営学といった講義を担当しています。私が北海道に来た当時はものづくり産業があまり発展していない状況で、地元からもっと情報を発信する必要があると感じました。そこで、世界を視野に入れた考え方ができる学生を育てることを目標にしています。また、日々の生活そのものが、経営学につながっているという考えのもと、講義をしています。
- <授業を通して伝えたいことは何ですか?>
- 私自身は経営者ではないので、社長として成果をあげている人たちの伝えたいことを学生に分かりやすく伝えることが役目だと思っています。そして、力を合わせてひとつのことをやり遂げる経験を、学生にはたくさん積ませてあげたい。何かを運営することこそ、本当の経営学だと思うんです。経営者向けの経営学ではなく、役に立つ経営学を心がけています。
- <GAPの活動について教えてください。>
- この活動は留学を目指す学生を対象にしたプログラムです。私も海外に出張した時にいろいろな苦労をした経験があるので、留学や旅行など海外に興味を持っている学生のサポートを目的に日本との違いや危機管理について伝えています。ちょっとしたきっかけで若い人はすごく成長するもの。英語や中国語を勉強してみようかなと思った学生のきっかけを作れればいいなと思っています。

- Profile
- 三重県鈴鹿市出身。札幌大学の教員として21年目を迎える。学内ではGAP(Global Action Program)のコーディネーターを務め、海外志向の高い学生に刺激と学びの機会を与えている。学外では道内外の経営者と交流し、そこで得た経営思想や思考を講義や研究に取り入れている。
- 高校生へのメッセージ
- 社会人になると誰もがプロ意識を持つ必要があります。でも、自分の感性や物差しがないと自分の仕事に誇りが持てないものです。大学は個性や感性をブラッシュアップさせる場所。知識を与えるという一面もありますが、まずは視野を広げて感性を磨いてください。そのうえで自分のやりたい仕事や目標を見つけられた時、大学に来て良かったと思えるはずですよ。